White Wolf's Forest

ウルフマン 森の生活

とある小説家が山小屋で料理をしながらスローライフを目指す

DIY 家の修理の中間報告

 

地道に家の掃除と修理が続いている。

 

トイレに関しては

便器のひび割れによって水漏れしていたことで

床や壁が腐敗しており、被害が大きかった。

ようやく腐敗していた部分を全て壊して取り除き終わったところだ。

新たに無垢材の杉の床板を調達するところまでは整えてあるが、

まだまだ完成まではかかりそうだ。

 

ボイラーに関してはようやく修理が終わり、無事お湯が使えるようになった。

お湯が出るということのありがたみを感じる。

 

風呂は電気仕かけで、

『ボタンひとつで風呂が自動で沸く』というものなのだが

なぜが風呂を溜める2〜3時間前に皿洗いなどの水仕事をすると

給湯エラーが表示され、水圧が異常に弱くなり、お湯が止まってしまったりと

沸くのに1時間以上もかかるようになるということが頻発している。

 

手動で湯を張るにも水圧が弱ければ同じこと。

掃除や修繕のために泊まり込むために無理矢理風呂に入ってる状態を

早急に何とかしたいところだ。

 

家の中の掃除も思いの外、手がかかっている。

まず、前オーナーが置いていった

使用できない家具、家電、洋服が山のように残っていた。

それらを処分するのにも大型トラックでの運搬等々、なかなか大変で時間がかかった。

 

それらがようやく終わったら次は掃除だ。

 

前オーナーがヘビースモーカーであったことが関係しているらしいが

とにかく部屋の壁や窓、サッシといったものに油汚れとヤニがひどい。

その油に長年の埃や虫が付着し、窓や扉に至っては動かないものも多かった。

 

カメムシは2mmの隙間があれば入り込む」

そのような記事をネットで見かけたことがあるが、それは事実だ。

この家のサッシや放置された家具や家電の

ありとあらゆる隙間にカメムシがびっしりと詰まっていた。

ソファの裏だけでざっと200匹。

森での暮らしはそのようなことにも耐えなければならないと実感した。

 

カメムシや小さな虫が

ヤニと油汚れでドロドロになってくっついている全体未聞の状態。

掃除方法を調べた末に

自然に優しく汚れを落とす方法として高温スチーム噴射器を購入。

 

事前に掃き掃除や拭き掃除をした後、

高温のスチームを窓一枚一枚、サッシ一本一本、壁一枚一枚かけていき、

温水によって溶けた油汚れを雑巾で拭く。

その作業を繰り返している。

 

腕を上にあげて行う長時間の作業はかなり体に負担がかかる。

休み休み行っていればあっという間に1日が終わってしまうのだ。

 

長く放置された家というのは想像以上に汚れてしまい

さまざまな場所が破損しているのだと改めて感じた。

 

 

 

掃除がようやく終わった居間と一部の廊下と脱衣所。

壁は亀裂や剥がれなどが見られ今度どのようにしていくかが課題となりそうだ。

加えて、脱衣所はひどいカビによって床板が浮いてしまっていており、

一部剥がれも見られる。その点についてもまだ修繕が必要だ。

 

水質検査結果待ちの現在、水も飲料することができないため、

全て元の家から運んできている。

毎回の往復の際に大量の水を持ち運ぶのは骨が折れる作業だ。

購入すれば良いという話かもしれぬが、

たかが水、されど水。

水も意外と値が張るのだ。

飲水や料理として人間は思いの外、たくさんの水を使っているということを

今回改めて実感した。

水質検査結果が出るのを首を長くして待っていよう。

 

 

まだまだ不具合が多い古洋館。

 やらなければならないことは尽きない。

 

 

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話は変わるが、風呂の窓には大きな出窓があり、

風呂に浸かると丁度、紅葉の木が見える。

 

狼森は紅葉の木や山椿が自生しており、

特に植えなくても気がつけば勝手に芽が出てくるから驚きだ。

 

秋になれば全面紅く染まり、それはそれは見事な紅葉になるだろう。

新緑の紅葉も綺麗だがきっと秋はさらに綺麗だろう。

 

そんなことを考えるだけで

この大変な修繕作業をまた頑張れてしまうのだ。