White Wolf's Forest

ウルフマン 森の生活

とある小説家が山小屋で料理をしながらスローライフを目指す

タッチの差

 

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ロッコ 玉ねぎの葉 豚肉炒め

 

 

 

トイレ製作の後の事件についても書きたいのだが、

なんせかんせ仕事が忙しい。

 

 

そんな中、動物愛護センターの収容犬の中に気になる子犬達を見つけた。

季節違いで生まれた子犬の兄弟は全部で9頭。

 

今日、動物愛護センターにその子犬達について問い合わせた。


電話には有志の獣医師が出た。
獣医は残念なことに登録されている動物愛護ボランティアグループの方が

今朝、子犬達を全て引き取っていったと私に話した。

 

動物愛護センターにいてもゆくゆくは殺処分されてしまう命。

引き取りたいと願い出たボランティアグループが現れれば

すぐに引き渡してしまうという。

 

 

動物愛護センターから直接の一般の方への引き渡しはしておらず

保護犬の里親になりたい人は動物愛護センターに登録されている

ボランティアグループ経由で譲渡を受けなければならない。

しかし、動物愛護センターは

どのボランティアグループがどの犬を引き取って行ったかというのは

教えてはいけない規則になっている。

 

 

 


私は以前から相談させていただいている獣医経由で

動物愛護センターの保護犬をいただく予定だったが

それは叶わなかった。


また、引き取られた9頭の子犬は

どのボランティアグループの手に渡ったのかもわからない。

登録された膨大な数の広範囲に散らばったボランティアグループに

一件一件問い合わせをすることはできない。


私にはどうすることもできない。
残念だが諦めることしかできない。

 

動物愛護センターに直接犬を引き取りたいと願い出る人は

今時珍しいと動物愛護センターの獣医は私に話した。


獣医も私のような人がいた場合、

そういった人に里親になってもらうのが一番だと思うが、

しっかりとした法律がない現状ではどうすることもできないと悲しそうに話した。

 

 

 

コロナウイルスによって家で過ごすことが増えたことで

ペットの需要が急激に上がった。


激安で取引される保護犬はそういった中で注目が集まり、

それと同時に命を軽く考え

「想像と違う」などという勝手な理由で

シェルターへ保護動物を突き返す人も多くなっているという。

 

そういったことを防ぎ

きちんとした飼い主の元へ保護動物がもらわれていくように

動物愛護シェルターの里親になる条件や譲渡についての規約が

厳しくなってしまっているのが現状だ

 

それは言い換えれば、

新しい飼い主と出会う機会を狭めてしまっているのかもしれない。

 

確かに貰われても再び捨てられては意味がない。

しかし、新たな飼い主と出会う機会が少なければ

一生シェルターで過ごすことになってしまう。

 

どちらが正しいのか私にはわからない。

 

とにかく、今回もまた私の元には保護犬はやって来なかった。

 

残念だが、前に進むしかない。

 

必ず出会いはある。

そう信じて。