White Wolf's Forest

ウルフマン 森の生活

とある小説家が山小屋で料理をしながらスローライフを目指す

この世に縁が存在するならば

 

以前から読んでいた

ある動物シェルターのブログサイトに載せられたとある投稿。

 

その投稿を読んでからその子犬のことが頭から離れない。

 

ハスキーと柴をかけた

流行りのシバリアンハスキー。

 

 

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*The photo is for illustrative purposes.

 

 

凛々しいその姿は私の心を射抜いた。

 

悩んでいる時間に

誰かにもらわれていってしまうといったことは

前回の件で痛いほど味わった。

 

 

 

 

思い立ったが吉日。

 

いざ、問い合わせ。

 

返信は迅速だったが、

この犬との面会は20人待ち。

つまり里親を希望している人が20人いるということだ。

その倍率の高さに驚いた。

 

通常は初回に面会した人が気に入り、

そのまま譲渡が決定するという。

 

つまり私が里親になれる確率は低い。

今回は諦めて別の仔犬を探した方がよいということを

やんわりと伝えられた。

 

やはり、そう簡単にはいかないか。

再び肩を落とす。

 

ここまでくると

里親になることを諦めろと言われているような

そんな気さえしてきた。

 

 

そんな気分の中、

ボーダーコリーMIXの子犬のことで問い合わせをしていた

あの獣医から連絡があった。

 

 

 

 

「今、収容所に仔犬が数匹いて、掲載期限が迫っているのです。

確認してすぐに連絡をください。」

 

 

仕事の最中だったが早めに切り上げて掲載を確認する。

 

 

その中には先日「今年は産まれなかった」と獣医から告られた

あのボーダーコリーのMIXの仔犬の姿が。

 

 

 

 

少しの間悩んだが、

私の心はすぐに決まった。

 

私はすぐに獣医に連絡。

やはりボーダーコリーMIXの仔犬は

私が生まれるのを待っていた仔犬で間違いないそうだ。

 

他は全て柴犬系のMIXだったが、

その仔犬は1頭だけが何故か収容されていた。

それについては獣医も首を傾げていた。

獣医によれば、

今年は保護ボランティアではなく

動物愛護センターの方が先に捕獲・収容をしたのではないか

ということだった。

 

さらに紹介された動物愛護シェルターの担当者の方にも連絡。

動物愛護センターから個人が直接譲り受けることはできないため

登録されたボランティア団体を仲介しなければならない。

 

夜分遅くにもかかわらず、

ボランティアのシェルターの担当者は

とても丁寧に手続きについて教えてくださった。

 

掲載終了日に譲渡されるかどうかの結果がくるそうだ。

タッチの差でまた譲渡されないという可能性も

現時点では大いにあると告られた。

 

ここまでの険しい道のりが

この仔に巡り逢うためのものであったと思いたい。

 

 

今回こそ、うまくいくと良いのだが。

 

 

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*The photo is for illustrative purposes.